市民による市民のための生協解説&リンク集
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おうちコープとパルシステム、どちらも生協なの?
何が違うの?
と疑問に感じていらっしゃる方も多いと思います。
里帰りそろそろ終わるんだけど、帰ったら買い物基本行けなくなるからネットスーパー利用しようとしてるんだけどさ、いろいろあってよくわかんないんだけど(;_;)誰かネットスーパーや生協関係を利用されてる方どういうものかおしえて下さい(;_;)おうちコープやパルシステムとかありすぎだよう
— 吉田 愛 (@manamii29) 2016年7月16日
違いを比較する前に、まず共通点を確認したいと思います。
おうちコープもパルシステムも「どちらも生協」です。
おうちコープとパルシステムのどちらを利用しても、加入する団体が異なるだけで、生協を利用することに変わりありません。
おうちコープを利用できるのは、神奈川、静岡、山梨です。
2013年に、「コープかながわ」、「コープしずおか」、「市民生協やまなし」が合併し、「ユーコープ」という名前になっていますのでご注意くださいね!
※今日現在、「コープかながわ」、「コープしずおか」、「市民生協やまなし」という名前の団体は存在していません。
パルシステムを利用できるのは、東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、神奈川、山梨、静岡、新潟。
お住いの地域によって、「パルシステム東京」、「パルシステム千葉」、「パルシステム埼玉」、「パルシステム茨城 栃木」、「パルシステム群馬」、「パルシステム福島」、「パルシステム神奈川」、「パルシステム山梨」、「パルシステム静岡」、「パルシステム新潟ときめき」のいずれかに加入することで利用できます。
※栃木へは、「パルシステム茨城 栃木」と「パルシステム群馬」が、一部地域に配送をおこなっています。
詳しくはこちら⇒ 栃木で首都圏の人気生協、パルシステムを使ってみよう
おうちコープのカタログはボリュームがあり、圧倒的な品揃えと割安感が特徴です。メインカタログのほか、業務用サイズの大容量商品や衣料品、日用品など、カタログの種類は多岐にわたります。
パルシステムのカタログは、比較的落ち着いた紙面構成になっています。
上記の3種類の他にも、日用品や衣料品、ペット用品などのカタログもあり、カタログの種類は多岐に渡っています。
資料請求をすると、ほとんどの生協では最新号のカタログをそのままもらえます。ぜひ、比較検討なさってくださいね!
おうちコープの商品構成は、圧倒的な品数を誇るコープ商品と、市販品がメインです。
また、「特価」表示が多く、「求めやすい価格」を追求している生協だと言えます。
(※市販品を生協で扱う場合は、「生協仕様」といって、その団体の基準に合わせて原材料を変えてあります。)
パルシステムの商品構成は、パルシステムのPB(プライベートブランド)商品がメインですが、コープ商品も多く投入されており、”生協らしさ”を残しています。また、市販品を買うこともできます。
(※市販品を生協で扱う場合は、「生協仕様」といって、その団体の基準に合わせて原材料を変えてあります。)
組合員が産地を、生産者が消費される場を訪問するなど顔の見える関係を築き、思いをともにしておいしい農産物を育んでいます。
収穫時間や方法、配達時間の短縮、最適な温度管理を追求して、とれたて鮮度の青果の配送を実現。
パルシステムの産直野菜は、パルシステムの産直の理念を共有し、「産直協定書」を取り交わした産地で栽培されています。
また、この「コアフード」マークは、JAS有機認証、またはそれに準ずる農産物をはじめとした、パルシステムのトップブランド野菜であることを意味しています。
おうちコープのフルーツは、バナナ以外は全国のJAや果樹園から取り揃えられている印象です。例を挙げてみるとー
【オレンジ】愛媛県JAにしうわ
【いちご】栃木県JAはが野
【りんご】JAつがる
【キウイ】JA神奈川西湘
【バナナ】台湾、産地指定フィリピンバナナ、フェアトレードバナナ等
上記の右のリンゴのように、スレ、キズなどによる「わけあり」特価の商品が多いのも特徴です!
パルシステムのフルーツは、提携産直産地のほか、全国のこだわり果樹園から取り寄せているという印象です。
例を挙げてみるとー
【みかん】さんまる、おても会、佐藤農場、水俣不知火
【りんご】八蜂園、サンファーム、さみず
【いちご】たまつくり、とちのみ
【レモン】広島ゆたか、無茶々園
【ゆず】夢産地とさやま
【バナナ】化学合成農薬不使用エコ産直バナナ…バンラート農協、トゥンカワット、チュンポン(いずれもタイ)等
おうちコープのカタログに掲載されている鶏肉産直産地は、はぐくみ鶏(佐賀、青森)。
唐揚げや焼き鳥などの加工食品にはタイ、中国など海外産もありますが(産地を確認しながら注文できます)、全体的に国産に力を入れている印象を受けます。
一般の若鶏は生産性を高めるために、法定休薬期間(出荷前7日)を除き飼料に抗生物質や合成抗菌剤を添加する場合が多いですが、パルシステムは生産者と協議を重ねながらすべての産地で飼育期間中(ひな導入から生鳥出荷まで)の飼料に抗生物質や合成抗菌剤を添加しない飼育を実現しています。
さらに、「コア・フード地鶏しゃも」と「米沢郷鶏」は飼料の主原料が非遺伝子組換えです。
おうちコープのカタログに記載されている豚肉の産直産地は、茶美豚(鹿児島、岩手、茨城)、かごしま黒豚(鹿児島)、ハーブ三元豚(カナダ)。
加工食品や味付け肉などは米国産、カナダ産など海外産の記載もありますが(産地を確認しながら注文できます)、全体的に国産に力を入れている印象を受けます。
豚はわずかな環境の変化でもストレスを受けやすく、病気にかかりやすいデリケートな動物であるため、病気予防目的で法定休薬期間ぎりぎりまで飼料に抗生物質を添加する場合もあります。しかし、パルシステムの産直産地では、できるだけ薬に頼らない飼育をめざし、衛生管理・温度管理の徹底や豚舎の密度を抑えるなど、飼育環境を整えて豚のストレスを軽減し、自然治癒力や免疫力を高めることに努めています。
また冷蔵肉は、肉の形態に合わせパルシステム独自のパッケージを使用。真空に近い状態で新鮮さをキープする「スキンパック」、炭酸ガスと酸素を封入し微生物の繁殖を防ぐ「ガスパック」を採用するなど容器にもこだわっています。
おうちコープのカタログに記載されている牛肉の産直産地は、大沼牛、鹿追牛(北海道)、オーストラリアビーフ(オーストラリア)。
加工食品や味付け肉などは豪州産など海外産の記載もありますが(産地を確認しながら注文できます)、全体的に国産に力を入れている印象を受けます。
パルシステムでは提携している産直産地の牛肉について『畜産産直取引規定』を定めています。仔牛の導入先を明らかにすることや、肥育期間中(生後10カ月から出荷まで)の飼料には抗生物質を加えないことなど、安全性を重視した生産の基準を設けています。
また、ホームページ内の『牛肉生産情報システム』に履歴番号を入力することにより、原料牛肉の由来がわかる仕組みになっているほか、飼料やワクチンに関する情報も開示しています。
ハム・ウインナーの品揃えは両者にかなりの差がみられる部分だと思います。
おうちコープは、無塩せき国産原料の商品も、一般のスーパーで特売しているようなウインナーも幅広く売られていて、選択肢が多い印象です。
パルシステムのハムウインナーは、ほとんどが産直豚肉を使用したPBです。PBではないウインナーも少々売っていますが、すべて無塩せきで、化学調味料なども使っていない良質なものを仕入れている印象。
扱っている品数はそれほど多くないものの、普段無塩せきしか買い求めない人にとっては、一つ一つ原材料を確認する必要がないのがメリットです。
おうちコープは品ぞろえが多めで価格は低めに抑えられています。(価格は変動するので、資料請求で最新のカタログを比較検討してくださいね!)
たとえば「CO・OPはぐくむたまご」は、配合飼料のうちトウモロコシについて非遺伝子組換え品種を指定したたまごです。ビタミンEが一般的なたまごの8倍含まれるように設計されています。生産者を指定し、流通経路が明確なたまごに採卵日、賞味期限日を表示しています。コープの職員が定期的に農場やパック工場を訪問しチェックしています。
「CO・OP稲穂のみのりたまご」は配合飼料のうち国産米を飼料の10%配合したピンク色のたまごです。生産者を指定し、流通経路が明確なたまごに採卵日、賞味期限日を表示しています。コープの職員が定期的に農場やパック工場を訪問しチェックしています。
一般的な養鶏では、厳しい価格競争と効率に追われるため、親鶏は太陽の光も入らない鶏舎で育てられることがありますが、パルシステムの産直産地では自然の光と風の入る鶏舎で育てています。親鶏の飼料は全産地で、非遺伝子組換えのとうもろこしを厳選。
おうちコープの牛乳は、品揃えがわりと多く、低価格に抑えられています。
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なかでも「コープ牛乳」は年間3700万本を出荷するベストセラー商品なのだそうです。このコープ牛乳の乳牛を育てている関口牧場では、自家製のトウモロコシをはじめ、牧草などを青刈り・発酵させた粗飼料と、トウモロコシの実や大麦、ぬか、油かすなどを混ぜ合わせた濃厚飼料を与えています。 |
パルシステムの牛乳は「こんせん72牛乳」と「酪農家の牛乳」というPB商品の二本柱です。
「こんせん72牛乳」は72℃15秒殺菌のHTST殺菌です。産地は質の高さでは日本でもトップクラスとされる北海道根釧地区に限定。冷涼な気候と恵まれた自然環境から病害虫の発生も少なく、牛の飼料である牧草への農薬散布もできるだけ少なくすむのだそうです。
「酪農家の牛乳」は75℃15秒殺菌のHTST製法です。最低限の加熱で有害な菌だけを殺菌するので、生乳の品質の高さが不可欠。埼玉県、茨城県で酪農を営む生産者が搾乳した細菌数の少ない生乳のみを使用しています。
パルシステムの牛乳は、「こんせん72牛乳」「酪農家の牛乳」「酪農家の低脂肪牛乳」ではHTST殺菌法の72~75℃で15秒殺菌、「いわて奥中山低温殺菌牛乳」はLTLT殺菌法の65℃30分殺菌を採用。消費期限は若干短くなってしまうのですが、パルシステムは生乳本来の風味を大切にしたラインナップになっています。
※価格は常に変動するので、資料請求で最新のカタログをもらって比較検討してくださいね!
産地交流や学習会など、ユーコープの組合員と生産者の交流を大切にし、栽培・農薬使用記録があり、記録の確認をするしくみが整っています。
慣行栽培に比べ化学合成された農薬(節減対象農薬)、化学肥料を5割削減して栽培した特別栽培米です。
パルシステムの産直米は、全産地農薬削減への取り組みを実践しています。産直産地の7割以上、取り扱い数量の5割以上がパルシステム独自の栽培基準「エコ・チャレンジ」を達成しています。
エコ・チャレンジとは、優先排除・問題農薬を使用せず、農薬は当該地域の慣行栽培の半分以下にとどめ、化学肥料も当該地域の慣行栽培の半分以下にとどめる栽培です。
おうちコープのパンの品揃えは、コープ商品と市販品がメインです。
コープ商品の食パンは、6枚で100円を切る格安食パンもあれば、北海道バター、てんさい糖、生クリームを使用した、クオリティの高い食パンもあります。
パルシステムのパンは、パルシステムの子会社が製造しているPB商品と、コープ商品がメインです。
PB商品は、イーストフードや保湿剤、老化防止剤といった添加物は使用していません。
資料請求をすると、だいたいどの生協でも、実際のカタログをそのまま一部もらえます。
価格は常に変動していますし、ここに載せられていない商品もまだまだたくさんありますので、実際のカタログを比べて、あなた様に一番合う生協を選んでくださいね!
![]() 生協の宅配「おうちコープ」 ![]() |
![]() 生協の宅配「パルシステム」 ![]() |
神奈川、山梨、静岡 | 東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、神奈川、山梨、静岡、新潟 |
産後食事が作れないのはVRぐらい目に見えてるので、生協の資料請求した。
— りしぴ30w (@rishipi_halloo) 2018年8月22日
おうちコープとパルシステム。
パルシステムと生活クラブは昔実家で頼んでたな〜
おうちコープの資料請求をしてみた!どんな感じかなぁ?里帰りしない分自分がもっとしっかりしなくちゃ…!って思ってるけど、産後、家事も育児もこなせる自信がなかなか持てない。
— Amo (@am2748536) 2018年3月7日