生協(コープ・COOP)宅配比較

市民による市民のための生協解説&リンク集

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さいたまコープ + コープとうきょう + ちばコープ = コープみらい

さいたまコープイメージ画像

埼玉の生協といえば「さいたまコープ」がまず思い浮かぶ方が多いのではないかと思います。

特に、昔お母様が生協をとっていらした方は「さいたまコープ」(またはその前の「市民生協さいたま」)だったという方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

実はこの「さいたまコープ」は、2013年に「コープとうきょう」「ちばコープ」と合併して、現在は「コープみらい」という名称に変わっています。

もう「さいたまコープ」という名称の団体は存在していないのでご注意くださいね!

→埼玉で利用できる生協の宅配一覧はこちらです



日経新聞より


コープとうきょう(東京・中野)、さいたまコープ(さいたま市)、ちばコープ(千葉市)の首都圏の3つの生活協同組合は16日、来年3月21日に合併することを正式決定した。新名称は「コープみらい」。本部はさいたま市に置く。売上高に相当する供給高は2011年度の単純合算で3475億円と、全国の生協で最大の規模になる。

スーパーによる値下げやネットスーパーの台頭などで競争が激化している。弁当宅配など新事業を育成しつつ、店舗の人員体制を見直すなどでコストを削減し、競合に対抗する。「消費増税でさらに価格志向が強まる」(3生協が加盟するコープデリ生活協同組合連合会の赤松光理事長)とみている。

08年4月の改正生協法の施行に伴い、県境を越えた合併が可能になったため、09年から合併の検討を進めてきた。今年10月には神奈川県・静岡県・山梨県の生協も合併を決議した。 (2012/11/16)

引用元:http://www.nikkei.com/



日本食料新聞より

全体像や詳細をもっと知りたいという方は、こちらの日本食料新聞の記事が大変くわしく、ご参考になるかと思います。

首都圏の6生協が組織合同(合併)で3月21日に二つの生協になった。コープとうきょう、さいたまコープ、ちばコープが合併してコープみらいになり、コープかながわ、コープしずおか、市民生協やまなしはユーコープとなった。卸売業としての機能を持つ日本生活協同組合連合会と連携して、経営体質を強化していく考えは同じだが、二つの生協の歴史、立場などから対応に温度差がある。

コープみらいは、いばらきコープ、とちぎコープ、コープぐんま、コープながの、コープデリにいがたと同様にコープデリ生活協同組合連合会に加盟する。コープみらいの前身の一つであるコープとうきょうが1999年にコープネットに参加する条件として、日本生協連を巻き込んでPB商品、物流などの共同化を提案し、各生協のPB商品は日本生協連と統合し、物流施設なども共有化してきた。コープみらいとなっても多くの経営資源を依存しているコープデリ生活協同組合連合会からは脱けられない。

コープデリ生活協同組合連合会と一体化していた中で、あえて3生協が合併したのは、少数意見を大切にする民主的な組織の弊害の一つである意思決定の遅さの改善だ。コープネットである程度決めた投資計画なども3生協の理事会が修正し、それをもう一度、コープネットの理事会が承認しなければならなかったが、コープみらいになれば時間が大幅に削減できるのだ。

コープみらいの役員は約30人で、3生協時代の80人に比べて大幅に減らした。この経営コストも削減につながる。コープネットの役員も兼務していてコープネットのコスト削減にもつながる。コープネットの理事会のメンバーは今までの事業連合の例から、コープみらいの理事が70%を占めても良いのだが、半分以下にした。コープみらいの好き勝手にはできない仕組みだ。

コープみらいのこれからやろうとしていることは、コープネットの他の生協のノウハウにもなっていく。

引用元:http://info.nissyoku.co.jp/spc/seikyo/top.html

※「コープネット事業連合」は、現在「コープデリ生活協同組合連合会」へ名称が変更されています。



つまり「さいたまコープ」とは

コープみらいイメージ画像

「さいたまコープ」へ話を戻しますが、ひとことで説明すれば

歴史のある埼玉の老舗生協で、現在は「コープみらい」。首都圏でコープデリブランドの宅配をおこなっている生協グループの一つ。

ということになります。(ひとことではないですね)

ちなみにこの合併により、東京、千葉であれば、引越しても脱退することなく続けられます。


さいたまコープのあゆみ

埼玉は、歴史的に各地に多くの生協団体が設立され、それらが徐々に合併を繰り返して「さいたまコープ(現コープみらい)」という集大成になったといえます。

「コープみらい」と聞くと最近の新しい生協のような気がするかもしれませんが、実態は意外と歴史のある老舗生協です。

ライン

1947年 高階村消費者生活協同組合設立

1965年 所沢生活協同組合設立

1970年 高階生協と所沢生協が合併し、埼玉市民生活協同組合に。埼玉中央市民生活協同組合設立

1971年 埼玉南部市民生活協同組合設立

1972年 埼玉北部市民生活協同組合設立

1979年 埼玉中央市民生活協同組合と埼玉南部市民生活協同組合が合併し、埼玉中央市民生活協同組合に

1982年 埼玉市民生活協同組合と埼玉中央市民生活協同組合が合併し、市民生協さいたま生活協同組合(通称さいたまコープ)

1990年 正式名称を「生活協同組合さいたまコープ」に変更

1996年 埼玉北部市民生協とさいたまコープが合併

2006年 カタログの名称をグループ全体で「ハピ・デリ」に統一

ハピデリ
これがハピ・デリ。

2007年 このころから、グループ全体のシンボルやブランドを考え始める(結果的に「ほぺたん」というゆるキャラと「コープデリ」という事業ブランドが完成する)

ほぺたん


2010年 ちば・さいたま・とうきょうの組織合同検討委員会発足

2013年 コープとうきょう、さいたまコープ、ちばコープが合併して「コープみらい」に

つまり、コープデリ宅配に加盟している生協は、コープみらい、いばらきコープ、とちぎコープ、コープぐんま、コープながの、コープデリにいがたということになります。



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